【金魚の飼育】方法や必要な物を完全網羅
2016/04/29
子供の頃に金魚を飼った記憶はありますか?
夏祭りの金魚すくいで、
袋に入った金魚を貰った思い出があるのではないでしょうか?
金魚鉢や水槽に金魚を入れて、
飼育したという人も少なくないと思います。
そして、思いの外早いお別れを経験した人も多いはずです。
かく言う私も夏祭りで金魚を貰い、
家で飼育していましたが、やはり早く亡くなってしまい、
悲しい思いをした記憶が未だにあります。
と言う事で、
夏祭りなどで金魚をもらった人が悲しい思いをしない様に、
今回は、金魚の飼育についてまとめていきます。
内容は以下の通りです。
人生で初めて飼う命が金魚だったというのは良くある話です。
そして、知識不足で早くに亡くしてしまう事が多いのですが、
縁がありあなたの家に来たのならば、せっかくなので長生きしてもらいましょ。
そしてその為にも、
金魚の飼育方法に関しての知識を覚えておきましょう!
では、いってみましょう。
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金魚飼育方法の難易度
事前に知識を持っていれば、
金魚飼育方法の難易度はそれほど高くありません。
過去、すぐに死んでしまった経験のある人は、
単純に知識不足だったという事です。
もちろん、私もですが…。
唯一、金魚の飼育で難しいのは、
迎え入れた後(袋に入った状態から)水槽に移し替えるまでの準備段階だと思います。
袋に入った状態から、水槽にいきなり移し替えるのは金魚に負担がかかり、あまり良くありません。
これは袋の中の水と、水槽の水の状態が違うからです。
では、どうすれば良いのか!?
袋から水槽へ移す方法
●水温を合わせる●
袋のまま、水槽に30分程浮かべ、
袋の水温を水槽の水温に合わせます。
●水を馴染ませる●
袋と水槽の水は、
ほとんどの場合、別物である事が大半です。
なので水槽の水を少量袋に入れ、水を馴染ませます。
馴染ませている間は、袋の口を閉め袋ごと水槽に浮かべます(5分~10分)
これを5回ほど繰り返します。
●水槽へ移す●
袋からドバーーっと水槽に流し込むと、衝撃から金魚に負担がかかります。
なので、袋を横向きに、
口を大きく広げ、金魚自身に泳いで移動してもらいましょう。
この方法だと袋の水が水槽に混ざります。
袋の水が水槽に混ざるのが嫌な方は、
網などを使用して、金魚に極力負担がかからない様、優しく移し替えてあげましょう。
金魚の飼育に必要な物
水槽or金魚鉢
金魚の大きさや、
何匹飼育するかによって、必要な水槽の大きさは変わるので、
適切なサイズを選択しましょう。
無駄に大きい物だと、
水の入れ替えや清掃など大変になるので、
何事も最適の選択が重要です。
(※金魚鉢については後述)
餌
生き餌と人工餌があります。
生き餌のメリット:食い付きが良い
生き餌のデメリット:割高、日持ちしない
人工餌のメリット:管理が楽、安価、手に入りやすい
人工餌のデメリット:特になり
カルキ抜き剤
水道水には消毒成分の塩素(カルキ)が含まれています。
しかし、金魚にとっては有毒成分なので、
塩素を抜く必要があります。
また、水槽の水を日光に当てる事で塩素を抜く事も出来ますが、
半日~1日ほどかかるので、カルキ抜き剤の方が時間も手間もかかりません。
エアポンプ
通称:ぶくぶく
水中に空気(酸素)を送り込む為に必要です。
ろ過器(循環ポンプ)にエアポンプの機能が付いたものもあります。
ろ過器(循環ポンプ)
食べ残しやフンなどのごみや、
有害物質を取り除く為の物です。
水をフィルターに通して循環させ、水質を浄化します。
水質が汚れていると、
金魚の病気の原因にもなってしまうので、忘れず設置しましょう!
底石
水草を設置する場合は必要です。
またそれ以外でも、
バクテリアの繁殖にも必要不可欠なので是非、用意しましょう。
また見た目も美しくなります。
バクテリア
水質はろ過器である程度綺麗になります。
ただそれでも完ぺきではないので、
不純物をムシャムシャ(分解)してくれるバクテリアの出番です。
バクテリアがいる事で、水質がきれいに保たれます。
金魚を迎え入れて水槽に移す前に、
水槽の準備段階で、バクテリアも繁殖させておくと良いでしょう。
掃除用品
金魚や熱帯魚など、
水槽で飼育している場合は、
水槽の掃除が絶対に必要になってくるので、掃除用品は用意しておきましょう。
水換えと砂利掃除が一度に出来る、プロホースなる物もいかがでしょうか?
水温計とヒーター
金魚は水温が5℃以下になると、
冬眠してしまいます。
水温管理の為の水温計と、
水温をあげる為にヒーターは必ず用意して下さい。
照明器具
こちらは絶対必要な物ではなく、あると良い物です。
水草を入れている場合は、
水草に光を当てる為にも用意しておいた方が良いですね。
水草も光を浴びないと、すぐに枯れてしまいます。
照明器具を点ける場合は、
日中だけに時間を区切りましょう。
丸一日点けていると、
体内時計が狂って体調を崩す原因にもなりかねます。
飼育に適した水温
金魚の飼育に適した水温は、
1℃~35℃とされていますが、これはあくまで最低限活動が出来る水温です。
金魚の体の事を考えると、
15℃~28℃ほどが理想的な水温になります。
●夏の注意点●
水槽に直射日光が長時間当たらない様に注意が必要です。
水温が28℃以上になると、
食欲低下、ぐったりなどの体調不良に加え、
金魚の感じるストレスがMAXなので注意が必要です。
直射日光に当て続けない、
水槽の設置は影のある所にするなどの対策は、
水温管理をする上で必要不可欠です。
●冬の注意点●
水温が5℃以下になると金魚は冬眠するので、
水温計で水温を管理し、冷えている様であればヒーターで温めてあげましょう。
水槽の表面(水面)が凍っている状態でも生きてはいる(冬眠している)のですが、
体には多大は負担がかかっているという事を理解して下さい。
また、水面だけではなく、
中までガッチガチに凍っている場合は、呼吸が出来ない状態になっているので、
おそらくは死んでいると考えられます…。
金魚にとって水はとても大事な要素です。
人間にとっての空気が、金魚にとっての水という訳です。
生きていく上で必要な物なので、
水温の管理はしっかり行なってあげて下さい!
金魚鉢と水槽どっちが良い?
結論から言うと…
金魚を長生きさせる為には、水槽で飼う方が断然良いです。
そもそも金魚鉢だとろ過器が設置できない、
小さい物しかなく金魚にストレスがかかるので、飼育が難しいです。
これは余談なのですが、
金魚鉢って側面からみると歪んで見えますよね?
で、それが金魚にとってはストレスで虐待だ!と言うのが外国での考え方らしいのです。
正直、そういう考えもあるのか(^^;)って感じです。
金魚と言えば金魚鉢というイメージがあり、
レトロで可愛らしく、風流ですが、
金魚の事を考えると水槽で飼育するのが望ましいですね。
金魚鉢は観賞用というイメージですね。
屋外で飼育は可能?
金魚を屋外で飼おうと考える人って実は結構居るようです。
で、実際に屋外で飼育可能なのか?
注意するべきポイントを説明していきます。
●外敵
猫やカラスなどの外敵対策が重要です。
外敵が、手の届く場所に来たら終わりといっても過言ではありません。
100%食べられます(ToT)
●水温に注意
特に夏場は水温が上がりやすいですし、
季節に関係なく、直射日光に長時間当たっていると水温が上昇し、
金魚に多大なストレスをかけ、最悪の場合死んでしまいます。
また、冬場の水温低下では、
5℃以下になると冬眠し負担がかかるので、
長生きさせる為にも、ヒーターを設置して水温管理をしましょう。
最後に
いかがでしたか?
案外知らない事が多かったのではないでしょうか?
初めて金魚をもらった人が、
悲しい思いをしないでほしいと思います。
当記事が少しでも、その手助けになれば幸いです(^^)
小さな命でも、金魚は精一杯生きています。
そして、正しい知識を持って飼育すれば、
金魚は皆さんが思っているよりもずっと長生きしてくれる生き物です。
縁があってあなたの家に来たのならば、
折角なので長い時間一緒に過ごせるようにしていきましょう!
実際に金魚すくいの金魚はどれぐらい生きるのか?
金魚すくいのコツと一緒に、寿命や長生きのポイントについてもまとめています。
▶【金魚すくい】4つのコツ。金魚の寿命と長生きのポイント