【ハリネズミ】飼い方で、これを知らないと命が危ない!
2017/01/21
あなたのハリネズミが危ない!
ハリネズミの飼い方で、知識が不足していると最悪、命の危険にさらされる事があります。
今回は、そんな命の危険からハリネズミを守る為に必要な情報をまとめていきます。
内容は以下の通りです。
せっかく新たな家族として加わったハリネズミが、そのような事にならないように、飼い主さんが知識をしっかり学んで守ってあげましょう。
では行ってみましょう。
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ハリネズミの飼い方の基本
一言でハリネズミと言っても個体ごとに性格は様々です。
なかなか巣箱から姿を見せてくれない様な臆病な子もいれば、すぐに慣れる人懐っこい子、あちこち冒険するのが大好きな活発な子など、いろいろな性格の子がいます。
その個体差に合わせて、適切な距離でゆっくりハリネズミと付き合っていきましょう。
ハリネズミを人に慣らす
ハリネズミは警戒心がとても強いです。
しかし、日々の健康チェックは必要ですし、人に慣れていたほうが動物病院での診察時もスムーズに進みます。
お迎えして1週間ほどはそっとしておき、落ち着いてきた頃に慣らし始めましょう。
ハリネズミは夜行性なので、コミュニケーションを取る時は、活動時間帯の夜にしましょう。
休日だけ長時間一緒に過ごすより、短時間でも良いので毎日コミュニケーションを取る方が、結果的にはやく人にも慣れてきます。
ハリネズミに接する(触る)時の注意点
ハリネズミは基本的に警戒心が強く、臆病です。
上から触ろうとしたり、こちらがいきなり動いたりすると、ハリネズミは怖がったり驚いたりしてハリを立ててしまいます。
低い位置から手を近づけるよう出来るだけ優しくゆっくりと行動しましょう。
慣れている個体でも急に触られるとびっくりしてしまうので、死角からいきなり手を出すのではなく、声をかけたりして自身の存在を知らせてから触るようにしましょう。
夏眠・冬眠予防対策
ハリネズミは暑すぎると夏眠、寒すぎると冬眠してしまいます。
夏眠、冬眠をしてしまうと体に負担がかかり最悪命の危険にさらされるので、しっかり暑さ、寒さへの対策を取ってあげましょう。
ハリネズミに適した温度は24~29℃、湿度は40%までです。
夏眠させない為の暑さ対策
基本的にエアコンで温度管理をしますが、ペット用のひんやりマットや大理石を寝床の下に敷いたり扇風機で風通しを良くするなどの方法があります。
その他に水をこまめに取り換える、凍らせたペットボトルをケージの中にいれるなどして、ケージ内の温度を適温にしてあげて下さい。
暑い時期はフードが痛んだり、高温多湿で不衛生になりがちなので、食べ残しの除去や掃除等はこまめにおこないましょう。
冬眠させない為の寒さ対策
エアコンで温度管理をする場合、冷房と違い暖房は温かい空気が上昇するので、扇風機を併用して空気を循環させます。
その他に寝床にフリースの布を入れたり、ペットヒーターや小動物用の保温電球を使い温度を保ちましょう。
この時、ケージ内の温度が高くなりすぎない様に注意して下さい。
30℃を越すと体調を崩してしまうので、温度計などで管理し、暖房の利きすぎに十分注意して下さい。
夏眠・冬眠をしてしまったら?その症状と対処法
何度も言いますがハリネズミが夏眠・冬眠をしてしまった時に、適切な対処をしないと最悪の場合は命が危険にさらされます。
いざと言うときの為に、症状を見て判断できる様にし、適切な対処法を覚えておきましょう!
夏眠の症状
ケージ内の温度が30℃を超えている場合、体温調整機能が正常に働かず、熱中症になっているかもしれません。
その様なときは下記のような症状が出ます。
- ぐったりして、あまり動かない
- 呼吸が早い
- 体温が高い
- よだれが多い
この様な症状が見られた場合は、直ちに対処してください。
最悪の場合、ハリネズミの命に関わります。
夏眠の対処法
ハリネズミを涼しい場所に移し、タオルを水道水で濡らし、絞ってからハリネズミを包んで下さい。
この時、急激に体温を下げてはいけないので、濡れタオルがあまりに冷えている様であれば、ビニールなどで包んでから使用してください。
飼い主さんも慌てていると思いますが、ただがむしゃらに冷やせば良いという訳では無いので、焦って冷やしすぎない様に注意してください。
また、ハリネズミの元気が戻ってきても、動物病院での診察を受けて下さい。
冬眠の症状
ケージ内の温度が20℃以下になっていて、動きが鈍かったり、丸まったまま動かなければ冬眠しているとみて良いです。
冬眠はハリネズミの内臓などに大きなダメージを与える事になるので、早急に対処してください。
冬眠の対処法
急激な温度変化は危険なので少しずつ体温が上昇するように人肌で温めたり、ペットヒーターを使用してください。
ペットヒーターを使用する場合は、ヒーターにフリースや敷材を被せてからハリネズミを温める様にしましょう。
ドライヤーなどの急激に温度が変化するものは絶対に使用しないでください。
また、冬眠後は内臓にダメージを受けている可能性がある為、ハチミツなどを溶かした飲み物をゆっくり飲ませてあげて下さい。
夏眠と同様に、元気が戻ってきても動物病院で診察を受けて下さい。
一人暮らしで飼う場合の注意点
一人暮らしでハリネズミを飼おうと考えている人も多いと思います。
しかし、一人暮らしだと、仕事などで長時間家を空ける事になりますよね?
特に注意すべきなのは夏と冬になるわけですが、夏眠や冬眠の予防策として、基本的にエアコンは常時運転させておきましょう。
温度、湿度管理を徹底し、あなたのハリネズミをしっかりと守ってあげて下さい。
そして、電気代は覚悟してください。
お風呂の必要性
ハリネズミは基本的にお風呂に入れる必要はありません。
ただ、例外として、ハリネズミは回し車で排泄することが多いので、排泄物を踏んで手足が汚れてしまう事も少なくありませんし、回し車に付着していた排泄物が上から落ちてきて、背中まで汚れることもあります。
汚れが酷い場合は、お風呂に入れても問題無いのですが、お風呂に入れる際はハリネズミの体調を一番に考えてあげてください。
入浴は時間をかけず短時間で済ませましょう。
ハリネズミがびっくりしたり、やけどの恐れがあるので、入浴後はドライヤーは絶対に使用しないでください。
基本的にハリネズミをお風呂に入れる場合は、皮膚病を予防したり、治療が必要な時だけと考えておいたほうが良いですね。
ハリネズミにとって入浴は、とてもストレスになる可能性があるので、必要最低限にしておくべきです。
最後に
いかがでしたか?
ハリネズミの飼い方で「知りませんでした」では済まされない内容を紹介しました。
ほんの些細なうっかりやど忘れで温度管理を怠ってしまうと、それだけでハリネズミは命が危険にさらされます。
飼うと決めた以上は、「命を飼う」と言う事を忘れないで下さい。
また、こちらの記事ではハリネズミの快適生活の為に、必要な物の解説やメリット、デメリットをまとめていまので、是非参考にしてみて下さい。
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