【ハムスターの冬眠】僕、死んでない!見分け方と起こし方
2017/04/28
固まって動かない…。
飼っているハムスターが、
その様な状態になった事がありますか?
それは冬眠しているか、
もしくは死亡しているかのどちらかです。
そもそもハムスターが、
冬眠するって知っていましたか?
今回は【ハムスターの冬眠】について、
まとめていきます。
内容は以下の通りです。
いざ飼い始めて冬眠したら、
対処方法を調べている間に、
危険な事になってしまう可能性があります。
事前にしっかり対策を取りましょう!
では、いってみましょう。
ハムスターの冬眠とは?
飼育下における、
ハムスターの冬眠とは、
正確には【疑似冬眠】と呼ばれます。
我々が良く耳にする冬眠とは、
意味合いや状態が違います。
【冬眠】
- 呼吸数、心拍数が減る
- エネルギー消費の節約
- 眠る
- 2~15日間隔で目覚める
【疑似冬眠】
- 心拍数が減る
- 動きが鈍くなる
- 眠っているわけでは無い
疑似冬眠って、
【冬眠】と言うぐらいだから、
寝るものだと思ったけど寝ないのね~。
とか、言ってる場合ではない!
飼育下におけるハムスターが、
寒さのせいで動きが鈍くなった状態を疑似冬眠と言いますが、
正確には【低体温症】の事を意味します。
イメージを分かり易く言うと、
冬眠・・・寒さを乗り越え、生きる為の習性
疑似冬眠・・・なんだかとっても眠いんだ…
パトラッシュ…なネロ状態。
※ちゃんと伝わりました?(^^;
つまりは疑似冬眠とは、
凍死寸前の瀕死状態と言う事なのです。
冬眠させない対策
疑似冬眠の原因は、
気温の低下などが主な原因です。
10℃以下で動きが鈍くなり、
5℃以下で疑似冬眠状態になります。
なので対策としては、
部屋を一定の温度に保つことが有効です。
小動物用のヒーターの使用もおすすめします。
ケージ内では、
床材などを多めに敷いて、
熱が逃げない様に工夫してあげて下さい。
段ボールをケージの下に敷いたり、
周りを囲ったりするのも良いですよ。
冬眠と死亡の見分け方
①当然ながら冬眠は、
寒い時期や環境でしかしないので、
ほとんどの場合が秋から冬に多く起こります。
発生時期を1つの目安にするとよいです。
②冬眠している場合は、
浅いながらも呼吸をしているので、
まずは呼吸の確認をして下さい。
③生きていれば皮膚は柔らかいです。
④死亡している場合、
肺の空気が抜けてつぶれるので、
お腹が平べったくなります。
冬眠と死亡の見分け方は、
判断が非常に困難でもあります。
冬眠の疑いがある場合は、
早急に温め、動物病院で受診して下さい。
冬眠だった時の起こし方
ハムさんが疑似冬眠状態になったら、
ハッキリ言って時間との勝負です。
『ちょっと様子を見てみよう』
と思っているともう手遅れです!
早急に温めて目覚めさせましょう!
まずタオルでハムさんを包み、
ヒーターやコタツで温めながらマッサージを行います。
この時の注意点は、
ヒーターの熱風が直で当たらに様に、
コタツは真ん中ではなく、端っこで温めてあげて下さい。
焦る気持ちはわかりますが、
急激に体温が上昇すると、
ハムさんの心臓には多大な負担がかかり、
トドメになる危険があるので要注意!
同じ理由で、
ドライヤーやお湯に浸けるなどしない様に。
温まって体が動くようになったら、
白湯(適度に冷ましたお湯)にハチミツを溶かしたものを飲ませましょう。
体力回復の効果があります。
その後、
動物病院で診察を受けて下さい。
最後に
いかがでしたか?
飼育下における、
ハムスターの冬眠がいかに危険か、
分かってもらえましたか?
今回のポイント。
- 冬眠の危険性を知る
- 冬眠をさせない
- 温度管理が大切
事前にしっかり学んでハムさんには、
健康に暮らしてもらいましょう(^^)
更に詳しいハムスターの飼い方については、
こちらでまとめているので是非参考に!
▶【ハムスターの飼い方】初心者でもココを見ればバッチリ!