【 ハリネズミ 】飼育に必要な物。餌とケージで快適生活!
2016/09/24
ペットとしても人気が出ているハリネズミですが、ネズミと見せかけて実はモグラの仲間
今回は、そんなハリネズミが快適に暮らせる空間を作ってあげる為、飼育に必要な物に焦点を当ててまとめていきます。
内容としては以下の通りです。
これからハリネズミを飼おうと考えている人に役立つ情報です。
まだまだメジャーとは言い難いハリネズミですが、飼う以上は元気に長生きしてほしいですよね。
ではいってみましょう。
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迎え入れる前の注意点
前述もしましたが、ペットとして人気が出ているハリネズミですが、やはりまだまだメジャーなペットとは言い難いです。
もしも怪我や病気になった時にすぐ対応できる動物病院が多くありません。
いざという時にすぐに向かうことが出来る動物病院を事前に調べておきましょう。
もちろん日々の健康チェックを欠かさず、また、飼育する上での知識や環境は整えてあげて下さい。
飼育に必要な物
ハリネズミを迎え入れる前に、下記の物を用意してあげてください。
- ケージ
- 敷材
- 餌
- 小屋、寝袋
- 餌皿、給水ボトル
- ホイール(回し車)
- 温度・湿度計
- ヒーター・冷暖房器具
小屋、寝袋
ハリネズミは基本的に警戒心が強い動物です。
隠れて休んだり、ゆっくり睡眠がとれるように、小屋や寝袋は必須アイテムです。
ホイール(回し車)
ストレス発散として、運動出来る様に設置してあげましょう。
大きさは直径が30cm以上の物が望ましいです。
温度・湿度計
ハリネズミは温度、湿度に対してとても敏感な動物です。
ハリネズミの生活環境を快適にし、健康管理の為にも必ず設置してください。
沢山あってどれを買ったらいいのか分からない!という場合は、ハリネズミの飼育セットも販売されているのでそちらを利用してもいいかもしれません。
ヒーター・冷暖房器具
ハリネズミにとって生活環境の温度は最悪の場合、命に関わります。
ペット用のひんやりマット、ヒーター、小動物用の保温電球などがおすすめです。
ハリネズミって餌は何を食べるの?
ハリネズミの餌は主に3種類に分けられます。
その3種類を紹介していきますので、ハリネズミや飼い主さんに合ったものを選んであげて下さい。
活き餌
ハリネズミに与える活き餌としては、ミルワームとコオロギが一般的です。
他にはピンクマウスなどがあります。
ただ、脂肪分の多いものは食べ過ぎると肥満の原因になりますので副食にあたえることをお勧めします。
また、これらはご家庭で繁殖させて増やすことも可能ですが、抵抗を感じる人もいると思うで、そこはハリネズミ専用フードを利用してください。
ハリネズミ専用フード
活き餌に抵抗がある人は専用フードが販売されていますので、そちらを利用しましょう。
けれど、ハリネズミは飽きたらフードを食べなくなり、ひどい場合は何日も食べない絶食状態になります。
なので、フードを何種類か用意して、単体で使ったり混ぜて使ったり、毎回味を変えてあげるのが理想的です。
専用フード以外の主食
専用フードがどうしても手に入らない場合や、どの専用フードも食べない場合は、フェレットフードやドッグフード、キャットフード等が使えます。
ただ、脂肪分の多いものは肥満の原因になってしまうので、脂肪分が少ない高齢用や肥満用のフードを選びましょう。
【 ケージの種類 】メリット・デメリット
ハリネズミのケージには、うさぎやフェレット用のケージタイプ、ガラスやアクリル等の水槽タイプ、衣装ケースなどが利用できます。
広ければ広いほど快適なので、最低でも60cm×30cmは欲しいところです。
どれが一番環境に合っているのかを選び、ハリネズミにとって快適な場所にしてあげられる様、ケージの種類とそのメリット・デメリットをまとめていきます。
メリット |
デメリット |
|
---|---|---|
小動物 ケージ |
サイズが豊富で入手しやすい。 夏は風通しがよく、湿気もこもらない。 柵にホイールや給水ボトルなどを設置出来る。 |
冬など寒い場合はカバーが必要。 周囲が敷材等で汚れる場合がある。 柵をよじ登って落ちて怪我をする。 網目が大きいと子供ハリネズミが脱走する。 |
アクリル ケージ |
ハリネズミ専用のものがある。 透明で観察しやすく、軽くて丈夫。 夏冬どちらにも対応でき、脱走もされにくい。 |
高価で引っかき傷がつきやすい。 |
プラケージ |
保湿性が高く軽い。 | 暑さや湿気がこもりやすい。 サイズの大きなものは高価。 引っかき傷がつきやすい。 |
爬虫類 ケージ |
夏冬どちらにも対応出来、脱走もされにくい。 | 高価でとても重い。 |
ガラス 水槽 |
保湿性が高く、安価で丈夫。 脱走もされにくい。 |
暑さや湿気がこもりやすい。 上からしか触れないので警戒されてしまう。 重い。 |
アクリル 水槽 |
保湿性が高く、軽くて丈夫。 脱走されにくい。 |
暑さや湿気がこもりやすい。 上からしか触れないので警戒されてしまう。 引っかき傷もつきやすく、重い。 |
衣装ケース |
大きいサイズのものが手軽で安価に入手可能。 軽くて丸洗いも出来る。 穴をあけたり加工が出来る。 |
側面に空気穴などの加工が必要で、切りにくい。 引っかき傷が細菌の温床になる事がある。 |
手作りケージもなかなかにおすすめです。
世界に一つだけの家を作ってあげるというのはいかがでしょう?
【 ケージの置場 】を決める8個のポイント
ハリネズミが快適に暮らせるようにケージの置場所にも気を配る必要があります。
下記にまとめた8個のポイントを参考に、安心して過ごせる場所を見つけてあげましょう。
【 落ち着ける 】
基本的にハリネズミは人の気配があちこちからするとなかなか落ち着く事が出来ません。
なので、部屋の角だったり、壁に沿わせて置くのが理想的ですね。
ですが、窓際は避けましょう。
直射日光に当たったり、昼と夜の温度差がある場合体調を崩してしまう恐れがあります。
【 静か 】
ハリネズミは聴覚が優れているので、大きな音は大変ストレスになります。
テレビや洗濯機など大きな音が出るものの近くは避けましょう。
【 振動がない 】
ハリネズミは振動に大きなストレスを感じるので、出来る限り振動が伝わらない場所に置いてください。
小さな子供がいるうちでは、ケージの周りを走り回ったりしない様、注意して下さい。
ストレスが原因で上手くコミュニケーションが取れなくなる可能性があります。
【 温度、湿度が快適 】
直射日光が当たる場所や、隙間風が吹き込むドア付近などは避けましょう。
ハリネズミは暑すぎたり寒すぎたり、温度差が激しい場所や、湿気が多い場所はが苦手ですし、病気の原因にもなりえます。
温度を一定に保ち、風通しの良い場所を見つけてあげましょう。
【 昼は明るく夜は暗く 】
ハリネズミは夜行性で暗いところを好みますが、一日中暗いと体内時計が狂ってしまいます。
カーテンを閉めっぱなしの部屋や窓がない場合は、部屋の電気を利用して一日の明暗にメリハリをつけてあげましょう。
照明をつけたり、布をかけるなどして自然のサイクルに合わせた明るさにしましょう。
【 風通しが良い 】
ハリネズミはジメジメした場所が苦手です。
また、代表的な病気にダニ症がありますので、こまめに掃除をし、風通しの良い場所に置いてあげましょう。
特に梅雨は、ダニやカビが発生しやすくなりますので注意が必要です。
【 強い匂いがしない 】
ハリネズミは嗅覚がとても優れているので、強い匂いがする近くだとストレスを感じます。
一度、自分の住んでいる環境内を確認し、近くに強い匂いを発するものが無い場所にケージを設置してあげましょう。
(香付きの消臭剤、洗剤、石鹸etc)
【 他のペットと接触しない 】
ハリネズミ以外のペットを飼育されている場合は、接触させない様にしてください。
お互い、怪我やストレスの元です。
また病気の感染原因にもなるので、他の動物を触った後は、一度手を清潔にしてからハリネズミと接するようにしましょう。
【 敷材の種類 】メリットデメリット
ハリネズミは基本的にトイレを覚えないので、どこでされても大丈夫な様にケージの中に敷材を敷きます。
猫のトイレ砂やペットシーツ、ウッドチップやコーンリターなど様々な種類があります。
相性の良い物を選んであげられる様に、メリット・デメリットをまとめていきます。
メリット |
デメリット |
|
---|---|---|
牧草 (チモシー) |
安価。 | 吸収性が悪く、ダニがわきやすい。 |
ウッドチップ |
香りが良い。 | アレルギーを発症する恐れがあり、吸水性が悪い。 |
猫用トイレ砂 |
安価。 消臭効果が高い。 |
固まるタイプだとオスの生殖器に砂がつき、 炎症を起こす恐れがある。 |
ペットシーツ |
吸水性、消臭効果が高い。 | ペットシーツを破いたり、シーツ内部の吸収体を食べてしまう場合がある。 |
新聞紙 |
安価。 | 消臭効果がなく、インクがハリネズミにつく。 |
コーンリター |
消臭、吸水性が高く蒸れにくい。 天然素材なので ハリネズミが食べても安心。 |
小粒なので生殖器に張り付きやすい。 天然素材なので元々床材にシラミなどの虫が寄生している場合があり、 夏場に繁殖するケースがある |
最後に
いかがでしたか?
今回はハリネズミの飼育に必要なものに焦点をあてて、細かく紹介していきました。
ハリネズミが快適に暮らせるように、ケージの種類や置場所も是非、吟味して決めてあげて下さい。
また、こちらの記事ではハリネズミについて知っておかないと危険な事をまとめていますので、ぜひご覧ください。
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