【セキセイインコ寿命】ギネスは29歳?9個の長寿の秘訣
2017/01/26
その愛くるしい姿で人気の【セキセイインコ】
愛情を持って接する事で、おしゃべりや手乗りもしてくれて、もう可愛いのなんの。
家族の一員として一緒に過ごすようになり、
次に気になるのは、『どれぐらい一緒にいられるのか?』ではないでしょうか?
という事で、今回はセキセイインコの寿命や、長生きの為に出来る事といった感じでまとめていきます。
内容は以下の通りです。
どれぐらい一緒にいられるのかは飼い主さん次第です!
長生きのポイントを押さえて、是非長く楽しい時間をセキセイインコと共有しましょう。
では、いってみましょう。
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セキセイインコの平均寿命
セキセイインコの平均寿命はおおよそ、5年~10年ほどと言われております。
あくまで平均です。
生後1年ぐらいで死んでしまった話や、15年でも元気に鳴いて元気にご飯食べてますって話も聞きます。
そしてギネスの長寿記録は、なんと29歳2か月との事で、すごいですよね!
では、この寿命の長短の差はいったい何なのか?
どんな生き物でもそうなのですが、
ペットとして飼育下にある場合の寿命って、
飼い主さんの知識や意識によって変わってくると思うんですよ。
例えばセキセイインコの場合、
犬や猫などの様に年齢による変化(老化)がわかりにくいです。
わかりにくいというよりは、ほぼほぼ変化がありません。
そして、小動物全般に言える事ですが、
体調を崩した時にそれを表に出さない習性があります。
外敵から身を守る為の習性です。
この習性を飼い主さんが理解していないと、
本当は病気かもしれないのに、元気だと勘違いしてしまう訳です。
飼い主さんの知識って大事ですよね?
という事でここからは、寿命をのばす為に必要な事をお話ししていきます。
寿命をのばす9のポイント
飼い主さんの知識や意識で、セキセイインコの寿命をのばす事が可能です。
家族の一員として、一緒にいられる時間を長く出来る様に頑張っていきましょう!
温度管理の徹底
セキセイインコの飼育適正温度は20℃~30℃です。
基本的に寒いさに弱い生き物で、
あまり動かないでじっとしている様であれば寒がっている状態です。
免疫力が低下し、病気になりやすい状態なので、早急に温めてあげて下さい。
また、ひなや高齢のセキセイインコは普段から免疫力が弱い状態なので、温度は30℃を保つようにして下さい。
室内は場所により温度の差が結構あるので、
人間が暖かいと感じていても、セキセイインコは寒いと感じているかもしれません。
温度管理は人間の体感(感覚)ではなく、
鳥かごに温度計を設置して管理するのが一番確実で安全です。
飼育環境を清潔に
鳥かごはいつも清潔な状態に保ってあげて下さい。
飼育環境が汚いと、ストレスが元で病気になったり、ダニが原因の疥癬症に感染する恐れがあります。
人間も汚い部屋と清潔な部屋だったら、どっちの方が過ごしやすいですか?
セキセイインコも同じですよね。
また、餌や水は毎日取り替えるようにしてあげて下さい。
セキセイインコは綺麗好きなので、
生活空間が清潔だと、ストレスも少なく快適に過ごしてくれます。
定期的な体重測定
先ほどセキセイインコは、体調を崩しても表に出さないと言いました。
つまりは外見で、病気や体調不良を察知するのは難しいという事です。
しかし、セキセイインコの場合、病気などになったら、いかに早期発見するかが長生きのポイントになってきます。
では、どうすれば早期発見に繋がるのか?
それは、定期的に体重測定を行う事で、異常の早期発見に繋がります。
体重が急激に減少したりすると危険ですし、
ご飯を食べていても体重が減っていく病気もあります。
体重の減少が続くようであれば、早急に動物病院で診断してもらってください。
フンの状態を確認
セキセイインコの体調不良はフンの状態でも確認できます。
まず第一に正常な状態のフンを覚えましょう。
食べ物によって色が変わる事もありますが、
基本的に正常な状態のフンは、水分をあまり含まない、緑がかった茶色をしています。
正常な状態と比べて、色がおかしい、水分を多く含んでいる(続くと良くない)などがあれば、動物病院で診てもらってください。
外見ではわかりにくい体調不良も、フンの状態を毎日確認する事で、早期発見に繋がります。
日光浴は欠かさずに
鳥類にとって日光浴は、体内でカルシウムを吸収する為に、必要不可欠な行為です。
日光浴が不十分だと、カルシウム欠乏で骨が丈夫に育たなかったり、ストレスでイライラし、毛引き・自咬症などに繋がる危険性があります。
基本的な日光浴の方法は1日10分~30分を目安に、直射日光が当たるように鳥かごなどを設置して下さい。
この時の注意としては、温度が上がり過ぎて熱中症にならないよう、部分的に影が出来る様にして下さい。
日光浴中は、そばで体調などを観察する事を忘れずに。
肥満には要注意
セキセイインコは肥満になると、
内臓に脂肪がつきすぎて、それが元で死んでしまう事も少なくありません。
原因としては、過剰な餌やりや運動不足が挙げられますね。
ひなの段階では頻繁に餌をあげる必要(1日に6~7回)がありますが、ある程度育って体が出来上がったのであれば、過度に餌をあげすぎるのも健康上良くありません。
日々の体重測定で肥満には気付けるので、
その時点で餌の量は適切か、運動は足りているのか確認しましょう。
本来は空を飛びまわっている鳥を、
狭い場所で飼育しているので、基本的に運動不足なんだと考えた方が良いと思います。
人間と鳥との線引きを!
おしゃべりしてくれたり、可愛い鳴き声で飼い主さんを呼んだりと、何かと可愛いセキセイインコ。
ですが、そこで一旦落ち着いてしっかり線引きをしましょう。
もちろん大切な家族だと言う事を否定するつもりは全くありません!
可愛さ余って、人間の食べ物をあげたり、
口移しで食べ物をあげたりという話や映像を見かける事があります。
しかし、これは完全にアウトです!
口移しだと病気が感染する危険があります。
人間の食べ物は、セキセイインコにとっては危険な物も沢山あります。
味がついているものや、チョコレートがこれにあたります。
最悪の場合、命を落とす危険性があります。
大切な家族だからこそ、人間と鳥だという線引きはしっかりしておきましょう。
発情はさせ過ぎない
正常な範囲内での発情は問題ありません。
オスメスともに、年間に2回ほど発情期を迎えるのですが、ここで問題なのが過剰な(1か月以上の長期間)発情です。
これは病気や衰弱の原因になってしまうので、予防する必要があります。
まずは温度についてですが、セキセイインコは暖かいと発情しやすい生き物です。
年中暖かいと、結果的に発情を促している状態になってしまうので、飼育適正温度内で1年の間で温度差を付けるようにしましょう。
次に活動時間ですが、セキセイインコは起きている時間が長いと発情しやすくなります。
1日の活動時間の目安は12時間ほどなので、
仮に飼い主さんが夜起きているとしても、
セキセイインコには寝てもらうようにしましょう。
鳥かごにカバーやタオルなどをかけて暗くしてあげると、夜だと思ってスヤスヤお眠りタイムに突入してくれます(-_-)zzZ
最後にちょっと悲しいかもしれませんが…
飼い主さんが可愛がり過ぎる事によって、飼い主さんに発情するケースもあります。
その様な場合は心を鬼にして…
涙をのんで…
必要最低限のコミュニケーションに抑えるようにしましょう…(ToT)
発情は体力をかなり消耗し命を削る行為なので、長生きしてもらう為にも、予防できる部分は予防していきましょう。
定期的な健康診断の受診
体重やフンなど、日々の観察の中で気付ける病気の症状なども確かにあります。
しかし、やはり一番確実で安心できるのは、専門の獣医師さんに診てもらう事ではないでしょうか?
また、元気な状態も診てもらう事で、
何か異常が発生した場合、その違いから判断がしやすいというメリットもあります。
素人判断ではなく、専門的な検査を行ってもらう為にも、定期的な健康診断をおすすめします。
健康診断の値段は病院や、検査内容によってピンキリですね。
おおよそ1,000円~10,000円前後と言ったところでしょうか。
最後に
いかがでしたか?
飼い主さんの知識や意識の有りようで、
寿命がのばせるとわかってもらえたでしょうか?
家族として迎え入れたのなら、
やっぱり長く一緒にいたいですよね。
その為には日頃からの観察が大切です。
観察が習慣化すると、本当に小さな変化にも気付けるようになってきます。
そしてセキセイインコの病気についても一緒に覚えて、症状などから早期発見する為の知識としましょう。
こちらの記事ではセキセイインコの病気の症状やサインについてまとめています。
▶【セキセイインコ病気】症状やサインを見流さない為には?