【うさぎの飼い方】屋外飼いは可能?6個の注意点とは?
2017/01/24
昔を思い出してみると、学校でうさぎを飼っていたと言う人も少なくないと思います。
で、その場合は基本的に屋外で飼育していましたよね?
『じゃあ、うさぎって屋外でも飼えるの?』
と思う人もいるかもしれませんね。
と言う事で今回は、うさぎを屋外で飼う場合の注意点をまとめていきます。
うさぎは飼いたいけど屋内では無理と言う人は、今回お話しするポイントを押さえれば、飼育する事は可能です。
内容は以下の通りです。
では、いってみましょう。
住居環境の条件とは?
うさぎは温度と湿度の変化に弱い生き物なので、その事を理解したうえでうさぎ小屋の設置場所を決めて下さい。
設置場所については直射日光の当たらない、風通しの良い場所を選びます。
湿気にも弱いので、うさぎ小屋は高床式にして地面から少し浮かしてあげると良いですね。
雨や日差しを防げるように、うさぎ小屋には必ず屋根を付けてあげて下さい。
また、雪が良く降る地域では、雪が入らない配慮が必要ですが、そもそもそのような悪天候の場合は、一時的に屋内に避難させてあげるのが望ましいですね。
うさぎは狭いところが落ち着くので、うさぎ小屋には寝床になるような物を入れてあげましょう。
また、うさぎ小屋や寝床には干し草を敷き、季節によって量を調整してあげて下さい。
気温の変化に応じて環境を整えてあげれば、涼しい場所、暖かい場所という感じで、うさぎは自分で快適な場所を見つけてそこで過ごすようになります。
脱走防止
フェンスなどに隙間があると、うさぎは案外簡単にすり抜けて脱走します。
また、これは昔の体験談なのですが、中学生時代、学校で飼っていたうさぎが穴を掘って脱走するという事件がありました。
そういう経験がある人も案外いるのではないでしょうか?
はい、うさぎって穴を掘る習性があるんですよね。
うさぎ小屋の下が土の場合、穴を掘って脱走する可能性が結構ありますので対策はしっかりして下さい。
主に、うさぎ小屋を高床式の物にする、地面をアスファルトにし、その上に小屋を設置するなどで予防できます。
なお、アスファルトの上に小屋を設置する場合は、その上に土や干し草などを十分に敷き、怪我をしない様にしてあげて下さい。
屋外で飼っているうさぎが脱走してしまうと、見つけるのは困難ですし、他の動物に襲われる事もあります。
その様な事にならない様に、脱走防止を行い、しっかりと守ってあげて下さい。
▼こちらは庭をブロック塀で囲われています。
(屋外飼いでは無いですが、楽しそう!)
外敵から身を守る
うさぎ小屋には、頑丈なフェンスなどを取り付け、カラスや猫からしっかりと守ってあげましょう。
また、家の敷地内に野良猫などが入り込めない為の対策も行いましょう。
うさぎ小屋の近くまで野良猫が入り込み、見つめられるだけで、うさぎにとっては大きなストレスです。
なにせ「食べ物」として見られている訳ですから、そんな状況で落ち着いて生活なんて出来ないですよね?
なので、屋外で飼うのであれば外敵に襲われないだけでは無く、落ち着ける環境を作ってあげる事が大切です。
そして、地域によってはクマやイノシシなどの野生動物が生息しています。
まれなケースではありますが、その様な動物が出没すれば、あっさり襲われて食べられてしまいます。
クマやイノシシに対してフェンスがどこまで役に立つのか・・・。
屋外でしか飼育が無理という場合は、その様な地域ではそもそも、うさぎを飼う事は諦めた方が賢明です。
多頭飼いは要注意!
うさぎはデリケートで警戒心が強い動物です。
個体によってもちろん差はありますが、一人でいる方が落ち着くといった子も少なくない様です。
その様な場合、多頭飼いをする事でストレスを感じる可能性がありますので、購入前にブリーダーやペットショップでその子の性格をしっかり教えてもらいましょう。
「一匹で寂しそう・・・」ぐらいの理由ならば多頭飼いは控えた方が良いでしょう。
また、基本的にオスのうさぎは縄張り意識が強く、自分のテリトリーに他のうさぎが入ってくると喧嘩になる事があります。
どうしても多頭飼いをする!って場合は必ず仕切りを設けて、うさぎ同士無用な接触をさせないようにしましょう。
餌はやり忘れが無い様に!
屋外で飼っていると、屋内で飼っている場合と比べ、どうしても姿が見えない時間が多くなります。
そうなると、うっかり餌をやり忘れた!と言う事が増える傾向にあるようです。
そして、うさぎは常に腸が活動していないと衰弱します。
最悪の場合、そのまま死に至るケースも十分にあり得ます。
「あっ、エサ忘れてた~。お腹減ったかな?ごめんごめん」
と言うレベルの話では済まないので、十分に注意してあげて下さいね。
体調の変化は要チェック!
エサのやり忘れと同様に姿が見えない分、屋外で飼っているとどうしても体調の変化に気付きにくいです。
そしてうさぎの体調って、わかりにくいんですよね。
犬や猫のように鳴かないし、体調が表に出にくいし、いざ異常に気付いた時には症状がだいぶ進行しているケースがほとんどです。
なので、日々の健康チェックに加え、定期的に動物病院で診断を受ける様にして下さい。
最後に
いかがでしたか?
屋外で飼うのは室内で飼うのに比べると、難しいとは思いますが、決して不可能ではありません。
ただ最近、日本の夏と冬はなかなかに過酷な環境ですよね(^^;)
その様な場合は、うさぎの事を第一に考え、屋外での生活は厳しいと感じたら屋内に避難させてあげて下さい。
あと、うさぎに長生きしてもらう為に、知っておいてほしい事をこちらの記事でまとめていますので、是非合わせてご覧ください。
▶【うさぎの寿命】ギネス認定は18歳?長生きのコツとは?