【うさぎの寿命】ギネス認定は18歳?長生きのコツとは?
2017/01/24
うさぎの平均寿命は5年~10年と言われています。
もちろん個体差があるので、環境の影響を受けやすい個体だと寿命は5年~6年ほどと言われています。
そんな平均寿命と言われているうさぎで、なんと18年生きたうさぎがいます。
こちらは有名でギネスにも登録されていますね。
せっかく家族になったので、寿命より長生きしてもらいたいですよね。
と言う事で、今回はうさぎに長生きしてもらう為のコツについてまとめていきます。
内容は以下の通りです。
では、いってみましょう。
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食生活について
うさぎの食生活をしっかり管理する事で元気に長生きしてもらう事が可能になります。
うさぎも人間同様に成長に合わせた餌を考えてあげましょう。
特に成長期はカロリーを多く消費する為、その専用の餌をあげる必要があります。
「成長期用ペレット」というものも、今では売られているのでそちらをあげるといいですね。
うさぎは5歳以上で老化が始まる(老年期)と言われており、その時期から様々な病気になる可能性が出てきます。
特に運動量が落ちる事で肥満になり、それが病気の原因になる事も少なくない様です。
また、尿石症という老年期のうさぎによく見られる症状が見られ、最悪の場合は死に至るケースも十分考えられます。
尿石症とは尿に含まれるカルシウムが固まり、結石や汚泥状になる症状の事で、ひどくなると、おしっこが正常に出せず、腎不全などになります。
尿に含まれているカルシウム排泄率が、うさぎは他の動物に比べ高いので、このような病気になりやすいそうです。
なので、うさぎの年齢に合わせて、カルシウムが少ないペレットに変えてあげる必要があります。
「シニア用ペレット」も売られているのでそちらをあげるとよいですね。
後、チモシーなどの牧草は常に食べられる状態を維持してあげて下さい。
うさぎの歯は常に伸び続けます。
本来は繊維質でかたい物を食べる事で歯が削れ、それが歯が伸びる速度とうまい具合に合うのですが、飼育されている場合はうまく歯が削れずに伸び続け、口の中を傷つける恐れがあります。
場合によっては治療するのに手術が必要になったり、獣医で歯を削ってもらう必要があります。
牧草などの繊維質でかたい物を食べる事で、このような事態が防げるわけです。
野生のうさぎと違い、飼いうさぎの場合は、餌の種類などをうさぎでは無く、飼い主さんが全て決める事になります。
人間の食事でも栄養管理や、量の管理を行うわけですが、うさぎの食事にも同様に気を使ってあげて下さいね。
骨折などの事故を防ごう
うさぎの骨はとても脆く、少しの事で骨折や脱臼といった事態が起こります。
主に、ケージ内や部屋を走り回った時、飼い主さんが抱っこした時、病的要因とあります。
部屋に出して遊ばせる時は、段差などが発生するようなものは出来る限り撤去しておきましょう。
ただ、どうしても撤去が難しい場合もあると思うので、その時は柵などを設置して動ける範囲を限定しておくのが良いですね。
飼い主さんが抱っこして骨折・・・。
これを初めて知った時は正直驚きましたね、そんな簡単に折れるのか!?と。
しかし、間違った抱っこの仕方での骨折と言うのは事実起こることなので、正しい抱っこの仕方を覚えましょう。
▽抱っこの仕方はこちらを参考にして下さい。
ストレスが少なければ寿命は延びる
うさぎはとてもストレスを感じやすく繊細な動物です。
有名な『うさぎは寂しいと死ぬ』と言うのは、コミュニケーション不足が原因でストレスが溜まり、病気になってしまうという説もあります。
うさぎはストレスを感じるとご飯をあまり食べなくなる事がありますので、日頃から飼い主さんがコミュニケーションを取る事でそちらは回避できます。
つまりは飼い主さんの愛情でうさぎの寿命は延ばす事が出来るという事です。
また、飼育環境を適切に保ってあげる事でストレスの軽減、病気予防にもつながってきます。
特に気を付けてもらいたいのが、夏の暑さ対策、冬の寒さ対策、静かで落ち着ける場所にケージを置く事です。
うさぎは温度変化にとても敏感なので、季節ごとにケージの置場に配慮が必要です。
そしてこれは人間もそうですが、うるさい場所だとやっぱり落ち着けないですよね?
うさぎもそれは同様なので、人の出入りが激しいドア付近や、大きな音がする物の近く(テレビや洗濯機など)にはケージを置かない様にしましょう。
うさぎのストレスと寿命は大きな関係があるとされています。
日頃からうさぎの事を考えてあげて、十分な愛情を注ぎ、ストレスの少ない生活を送らせてあげましょう。
そうする事で結果、あなたのうさぎは長い間、一緒に居てくれる事になると思いますよ。
動物病院について
うさぎを診察できる動物病院は、犬猫に比べてやはり少ないのが現状です。
うさぎを飼うにあたって、まずは動物病院を事前に調べておきましょう。
家の近所にあるからと安心するのではなく、事前に電話で問い合わせ、うさぎの診察が可能か確認しておくことが重要です。
うさぎは体調が分かりづらい
うさぎは鳴いたり、体調を表に出すことが少ない動物です。
日頃の健康チェックで気付ければ良いですが、表に出さない分、うさぎを初めて飼う人にはなかなか難しいと思います。
そして、明らかにおかしいと感じた時は、すでに病気が進行しているというケースも少なくありません。
そうならない為にも、定期的な診断は必要だと思います。
最低でも半年に1回は病院で診察を受けてもらいたいです。
うさぎの病気は早期発見、早期治療がとても大事なので、しっかりと診てもらえる動物病院を探しましょう。
うさぎの手術はリスクが高い
うさぎにとって手術の時にする全身麻酔は、とてもリスクが高い事を知っていますか?
見た目通り、うさぎは体が小さいですよね?
なので、どうしても全身麻酔ともなるとリスクが跳ね上がる訳です。
以前、うちにいたうさぎ(当時9歳)が不正咬合になってしまい、手術をする必要が出てきました。
その時獣医さんに言われたのが、麻酔後、起きてこない可能性があるというものでした。
若ければ確かにリスクは多少低いそうなのですが、それでも麻酔後起きてこない可能性は高いです。
確かその時は、1割~2割ほどの可能性で起きてこない事故が発生するとの事でした。
10匹の中で、1匹か2匹はそのまま息を引き取ってしまうというリスクを飼い主さんには事前に理解しておいてほしいです。
手術が必要ないという事が何よりも大事ですよね。
また、繁殖を考えていない場合は、去勢・避妊手術をした方が良いという意見もあります。
繁殖できない事でストレスを感じたり、病気の原因になる可能性があるそうです。
ただ、さっき述べた通り、手術には大きなリスクが発生します。
100%安全と言う手術は無いので、獣医さんとよく相談し、飼い主さんがよく考え、決断する必要があります。
最後に
いかがでしたか?
飼い主さんの愛情次第でうさぎの寿命は延ばせる、という事が分かっていただけたら幸いです。
せっかく家族になったので、少しでも長く健康にいてほしいですよね。
愛情をいっぱい注いで、うさぎにはストレスの少ない生活を送ってもらいたいですね。
うさぎのケージ内レイアウトの設置の注意点などまとめていますので、是非合わせてご覧ください。
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